m-flo復活について
m-floが復活するそうです。
それが一度きりのリユニオンなのか長期的なものなのかはよく知らんけど。
ボーカルにLISAを迎えて。
www.youtube.com新曲。思ったより全然良かったです。
やはりLISAの声はとてもいい。いくつになっても劣化しない声。
化粧品とか酒とかのCMに使われそう。
最近の二人m-floは、たまに活動してはよくわかんないEDMを連発しまくってたイメージだったので今回のちゃんとリサを迎えたカムバックは嬉しいですね。
テヤンの無駄遣いとかは本当酷かった。
m-flo大好きおじさんたちは、"2013年スタイル"がもうとっくに過去になってしまったことを嘆くのがデフォですよね。笑
彼らが作ってきた一貫したコンセプトはとても素敵だと個人的には思います。
これで2001年って結構すごい。本当にこの時期のサイバーパンク(って言えば勝ちだと思ってる)感はすごくいいです。
この曲に関わらずなんですけど、歌詞の世界観がしっかりと練られているのがm-floの魅力です。ちゃんと2013年式の近未来が頭に浮かぶ。
バーバルのラップの入り
"Grobal Astro Vehicle on the way to Pluto
See me in the cockpit my afro is rainbow"
ってめっちゃ好きです。今までのラップ業界にですね、レインボーのアフロを蓄えて冥王星を目指した奴がいましたか?
"ぶっ飛んでるくらいが 丁度いい"んですよ!!!!!
www.youtube.comリサ時代だとこれもめっちゃ好きです。本当にいつ聴いても全然色褪せない。
この曲は本当にリサのパワーが半端なくて、心地よすぎる曲です。
バーバルのつぶらな瞳も可愛いですが、ラップも素晴らしいです。
もうさっぱり何言ってるかわかんないと思うんですけどね。
この時期くらいのバーバルは英語と日本語の比率が半々(英語のが若干多い)くらいで、他のラッパーたちにはない質感がラップに込められてます。
この曲もバーバル節が炸裂しているので、いつかしっかりと分析して解釈してみましょう
自分が勝手に『Prism』の続編と思ってる
www.youtube.comこれも流星サウンド炸裂って感じ。これはリサ脱退後のLovesで久しぶりにコラボレーションした楽曲ですが、やはりリサと一緒だとドラマティックでいいですね。
ちょろっとM風呂の紹介をしたんですけど、実は私が初めて好きになった日本の(語弊があるのかもしれませんがここでは割愛します)ラッパーはバーバルだったのかもしれません。
小学生の頃にエミネムを聴いて以来、中坊だった私は完全に日本のラップをバカにしていました。というのも、確かに周囲の友人たちからよく"KREVA"の名前を耳にしてはいましたが、その当時友人間で流行っていたのは『国民的行事』『江戸川ロックオン』『あかさたなはまやらわをん』といった曲。これらの曲の間の抜けたフレーズを聴くたびに「ふんっ、やっぱ日本のラップって大したことねーじゃん」と思っていました。せめてキックや『ファンキーグラマラス』、『It's for you』くらいが耳に入ってくれば変わったのかもしれませんが… ごめんねクレバ大先生
そんな中、中学生にしてネプチューンズのPharrellという男にハマってしまいました。
彼のプロデュースしたクリプスのアルバムを聴いては、「これがヒップホップなんだ」と何かをわかったかのように偉そうにしていたイタイ子でした。
ちなみに余談ですが、三年生を送る会?みたいな行事の前説的な舞台で
これのビートに合わせてフリースタイルをして周囲をドン引きさせた記憶もあります。
顔から火が出る。
そんなある日、当時ファレルの相棒的立ち位置にいたカニエ・ウエストがよくわからん日本人たちと曲を作ってるという情報をリサーチにより取得します。
これはほんと当時衝撃でした。日本人のラップもそこそこ聴けるんだなーと。
この曲に関しては結構みんなヒップホップクラシックの引用とかしてて、「あ、これあれじゃん!」みたいなのも楽しかったです。まぁ曲自体がアレなのでね。
そんな中、サビを一回挟んでラップするイかれたサングラス男のラップに衝撃を受けてしまいました。こんな日本語と英語が不規則にごちゃ混ぜのラップは聴いたことねぇぞと。こいつめちゃくちゃラップ上手いんじゃないか?と思ってその日は次の日の部活など考えずに夜中まで情報収集をしていました。
調べているうちにm-floというグループのラッパーだと判明し、曲を調べて聴いたのがこれ
当時暑い夏だったのもあって、”内なるJ”には勝てませんでした。一撃ですね。
ホントこの曲最高ですよね。今聴いても目頭が熱くなります。
こっから日本のラップを許容するようになり、ずーっとm-floを聴いてました。
友達から勧められてもなんとなく敬遠していたRIP SLYMEも聴きました。
なんか偉そうに英語のラップばっかり聴いてたけど、「あ、日本のもいいじゃん」って。単純ですよね。
でやっぱり軽いのも好きなんですけど、ハードにラップしてる曲ないのかなって調べ上げました。
これを見つけた時はぶち上がりましたね。ラップクソうまいじゃんって。
www.youtube.comこれもめちゃめちゃ格好いいんですよ。あとエルボとの表裏一体もですね。
ポップもインディーもいけるラッパーなんだ!すげぇ!ってなりました。
本当に当時の自分はバーバルをパイプにして日本語ラップシーンを学んでいきました。
そしてテリヤキボーイズを崇拝し、高校受験のご褒美として行くことになったTERIYAKI BOYZのライブ千秋楽の数日前に、あの事件が起きたのです…
耳を完全に寝取られてしまいました。千秋楽を見た直後に花と雨を買いに走ったのを覚えています。
なんか、えむフロを説明するつもりが私の音楽体験について話してしまいました。すいません。
でも本当にバーバルは衝撃でした。名前の通り、日本語と英語のごった煮で巧みに使い分ける感じは本当にすごいし、よくわかんない言葉でライムするのはイケてました。使い回しの押韻なんかより最高です。別名義のL-UNIVERSEやMic Banditzでの活躍も素晴らしいので気になったらチェックしてみてください。
最後にバーバルの珍しく尖ったヴァースで締めます。
www.youtube.com”Some say I'm テキトー 関係ねぇよ Cause they don't know
だって誰も 気持ちわかっちゃいないのに
わかった口利くのが好きみたい”
これももう10年前なんですね。うへぇ
ちなみに最近訃報がありましたが、同世代だったのでなんか胸につかえます。
安らかに、以上